タイエリ鉄道は、南島の中でもかなり南の方の東岸の町「ダニーデン」から北西方向のミドルマーチに向かう鉄道です。夏季の週末以外は一日一往復運転されるだけの観光鉄道です。線路はミドルマーチまで有るのですが、運転は途中のプケランギまでだけのようで、私が乗った列車も、プケランギ発ダニーデン行きでした。タイエリ鉄道のHPを見るとディーゼル機関車三重連の写真が掲載されているのですが、私が乗った列車の機関車は一両だけでした。
ダニーデンから登って来た列車がプケランギに着いても、たくさん乗って来た乗客は誰一人下車しようとしません。列車から外に出ても、それはプケランギで下車するためではなく、身体を伸ばしたり写真を撮ったりするためで、また列車に乗り込んで行きます。それもそのはず、プケランギで下車しても、辺りに家一軒すらない野原の中なのです。建物らしきものは、プケランギ駅の物置小屋のような小さな建物だけしか無いのです。プラットホームすら有りません。乗客はこの列車に乗るために乗って来た人たちなのです。 . 折り返し、ダニーデンに戻るために機関車が反対側に移動しました。ダニーデンから乗って来た乗客に、プケランギからの我々を加えて、列車は出発です。到着してから僅か10分ほどの時間でした。
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客車はずいぶん古い木造車体のもと比較的新しそうなものが連結されていましたが、古いものでも良く整備されていて古さを感じさせません。
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金属製車体の客車の窓は固定式で開けることが出来ません。その代わり、と言ってはおかしいですが屋根に展望窓が付いています。自然の中を走る列車は、窓をいっぱい開けて美味しい空気をいっぱい吸いながら走って欲しいと思うのに、これでは楽しさ半減のように思います。幸い私の乗ったのは木造車の方で、気持ちよく過させてもらうことが出来ました。
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この列車には荷物車が連結されていました。プケランギで停車中に、隣にマイクロバスが停まっていましたが荷物の引渡しでもしたのでしょうか。
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プケランギからダニーデンに下って行く間に「アーサーズ・ノブ」と言う駅が有って列車はしばらく停車します。駅と言ってもプラットホームも無ければ、駅舎ももちろんありません。駅名を書いた小さな看板があるだけです。景色もこれまで走って来た区間とさほど変わっているようにも思えません。すれ違いのための交換駅でも有りません。何か良く分からないうちに発車になりました。.
一日にわずか一往復しか走らない鉄道ですが、線路も車両もきちんと整備されて営業を続けています。採算状況は分かりませんがとても黒字とは思えません。海外には結構こういう鉄道が有るようですが日本だったらたちまち廃線になってしまうでしょう。その違いはどこにあるのでしょうか・・・・・。






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